寿命にも影響…“低炭水化物ダイエット”に発見された新しい効果

最近のダイエットの定番といえば「低炭水化物ダイエット」。これは「糖質制限ダイエット」ともいわれ、なるべく炭水化物をとらない食事療法だが、この方法が「低脂肪食」より、ダイエットと心臓や血管の疾患リスクを減らす効果がある、という調査結果が出た。順天堂大学医学部の小林弘幸教授は言う。

 

「アメリカのテュレーン大学健康科学センターでは、22〜75歳の男女148人に『低炭水化物食』と『低脂肪食』のいずれかを12カ月間、食べ続けてもらう調査を実施。その結果、体重、体脂肪量、中性脂肪値が『低脂肪食』よりも『低炭水化物食』を食べ続けた人のほうが低下したというのです。血管をキレイにして動脈硬化を防ぐ『HDLコレステロール』の値が上昇。心筋梗塞のリスクを上げる『CRP値』の低下が認められました」

 

さらに、多くの人がすでに実践している「食べる順番ダイエット」にも新たな展開が。これはその名のとおり、最初に野菜を食べて、次に肉や魚などのタンパク質、最後にご飯やパン